花粉症による涙目と鼻水に苦しむ
21日、アメリカ大リーグ、アスレチックスの松井秀喜外野手(36)が5日ぶりにオープン戦を欠場した。首の張りを訴えた松井選手は別メニューとなった。本人は寝違えと主張したが、毎年悩まされている花粉症の影響も少なくないようである。
花粉症に対するさまざまな治療法や対策が出回っているが、ドーピング規制が厳しいプロ野球選手はなかなか手を出せないという。練習や試合中はマスクもつけず、屋外で花粉を吸い込んでしまうのである。松井選手は球団のトレーナーから薬をもらっているが、症状がひどいときは夜も眠れず、涙目や鼻水で苦しんでいるという。
開幕へ向けての調整が大事
松井選手は開幕に向けて順調に調整を続けていたが、今キャンプで初めての別メニューとなった。この日は、当初からオープン戦を欠場する予定だったが、松井選手は前日から首に張りを感じていたという。
前日20日の試合開始時は23度だった気温が、21日は13度に低下した。小雨も降っていたため、寒さの中で練習を行えば首の張りが悪化すると判断し、トレーナーから電気治療を受けて、室内で自転車をこぐなどして汗を流した。
ボブ・ゲレン監督(49)は練習前、23日のダイヤモンドバックス戦で松井選手を左翼で守らせる方針を発表していたが、最も大事なのは体調が良くなければ見送られることだろう。
健康な状態で開幕を迎えさせるため、首の状態を改善することが先決となる。開幕を10日後に控えた松井選手は、花粉症の疲労もあり調整していくことが大切である。

The Official Site of The Oakland Athletics
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