超小型の「オールインワン・コンピュータ」
EETIMESJapannによれば、米国のサンフランシスコで半導体回路技術の国際学会「ISSCC(IEEE International Solid-State Circuits Conference) 2011」を24日まで開催。
同学会にて、University of Michigan(ミシガン大学)の研究チームは、ミリメートル大サイズという超小型の「オールインワン・コンピュータ」を開発したことを発表したと言う。
同大学では、用途を緑内障患者の眼球に埋め込むと想定して、ミリメートル大のオールインワン・コンピュータを設計。他にも、無線センサーネットワークやリモート監視などにも応用できるという。
緑内障患者の眼圧を測定
同研究チームが想定した用途は緑内障患者の眼圧を測定。病症の進行状況を測定するためのシステムである。
同システムでは、1mm3よりも小さい容量の中に、マイクロプロセッサや眼圧センサー、メモリのみならず、電源確保のための薄膜2次電池やその充電用の太陽電池、測定結果を外部へと送信する無線通信回路とアンテナまで内蔵されている。
同コンピュータシステムは「Phoenix」と命名。今回発表の同コンピュータは第3世代の試作品であるという。

EETimes Japan
http://eetimes.jp/ISSCC
http://isscc.org/index.html