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右目にファウルボール直撃 訴訟のゆくえは？
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2011年3月1日 18:30
ファウルボール訴訟の判決
仙台市宮城野区の日本製紙クリネックススタジアム宮城（Ｋスタ宮城）の内野席でプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの試合を観戦中に、ファウルボールが右目にあたり、視力が低下した大崎氏の税理士の男性（48）が、球場を管理運営する楽天野球団などに、約4422万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、2月24日に仙台地裁で下された。
安全対策は十分
ファウルボールでけがをしたのは球場の安全対策に不備があったためだとして、負傷した男性が楽天野球団と球場を所有する宮城県に損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地方裁判所は負傷した男性の請求を棄却した。関口剛弘裁判長は
「球場の安全対策は当然だが、観客にも注意が求められる。近年は内野席をせり出させた球場が好評で、臨場感はプロ野球観戦に欠かせない要素。過剰な安全施設はプロ野球の魅力を減らす」
と判断した。関口裁判長は
「内野フェンスはプロ野球開催球場の平均的な高さで、ファウルボールへの注意喚起も行われている。安全対策は十分だった」
「プロ野球観戦では臨場感を確保する必要がある。フェンスを高くするなどの措置は、臨場感を損なうことになりかねない」
と述べた。「プロ野球観戦では臨場感を確保する必要がある。フェンスを高くするなどの措置は、臨場感を損なうことになりかねない」
判決によると、男性は家族3人と2008年5月18日、Ｋスタ宮城の三塁側内野席で試合を観戦していた。2回裏の東北楽天の攻撃中にライナー性のファウルボールが右目を直撃し、搬送先の病院で眼球破裂と診断された。
東北楽天ゴールデンイーグルス
http://www.rakuteneagles.jp/index2.php
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/02/20110225t13011.htm
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