全盲少女エコ検定に挑戦
中日新聞によれば、20日に石川県金沢市内で開催された環境への理解を深める検定であるエコ検定に、全盲の高桑百花(ももか)さん(8)が挑戦したという。
百花さんは現在石川県立盲学校小学部の三年生。生後2カ月で左目の視力を失い、3歳の時には右目の摘出手術を受けた。いずれも小児がんのひとつで目の網膜に発生する悪性腫瘍が原因であったという。
自ら希望して受験
今回の受検は、百花さんが自ら言い出して受験することになった。主催する市は、会場に別室を用意。会場では、母親の好美さん(49)が読み上げる問題に一問ずつゆっくりと向き合い、森林破壊やごみ問題についての選択式の問い25問を解いていった。
中日新聞の取材に対し、百花さんは「社会の授業とかで、環境問題を教えてあげたい」から将来の夢は「学校の先生」と話した。好美さんは、百花さんと手をつないだまま、うなずいたという。

中日新聞
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