模擬体験で障害者への理解を深める
2月10日、山口県岩国市南岩国町の灘小学校で、模擬体験などを通じて障害への理解を深めてもらおうと地域生活支援センター「トライアングル」が教室を開いた。
岡田妙施設長(60)と同センターに通う発達障害の男性(20)が、3年生68人と保護者に、症状や周囲ができる支援法を説明した。
アイマスクの歩行体験
視覚障害者の模擬体験は講堂で行われ、アイマスクを着けた児童を、介護者役が誘導をする。アイマスクをつけた状態で歩いたり、階段を上り下りしたりして障害者が生活する難しさを体験した。
岡田施設長と市内に住む障害者男性が、対話形式で精神障害について説明をおこなった。障害者男性は
小学生のときいじめに遭い、つらい思いをした。目に見えない障害を理解して
と子ども達に訴えた。岡田施設長は「障害に苦しむ人に目を向けられる優しい人になって下さい」と、参加者に呼びかけた。

地域生活支援センター「トライアングル」
http://www6.ocn.ne.jp/~vitaf/tryangle/try_index.html中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102110019.html