角膜形状・屈折力解析装置とは
1月28日、眼科医療機器メーカーの「ニデック」は、角膜形状・屈折力解析装置「OPD-Scan3」を発売した。
角膜形状・屈折力解析装置とは、角膜や水晶体など、目に入る光を屈折させる部分を詳しく検査する装置である。同装置は、目の屈折状態をカラーマップや数値で表示し、屈折異常や角膜異常があるかを明確に診断できる。
目の状態をより詳しく検査
この装置で検査することで、患者の近視や遠視などの屈折異常があるのか、角膜の異常があるのかを把握することが出来る。目の状態が分かることで、メガネやコンタクトレンズ、屈折矯正手術を選択できる。
また、角膜自体の検査で白内障手術の必要性も判断できる。視力が良好でも「なんとなく見えづらい」といわれる要因も、定量的に表現できるという。
「OPD-Scan3」は、従来機と比べて測定領域が広くなり測定ポイントも増えたため、さらに正確で分かりやすい情報が得られるよう改良された。
現在の見え方イメージを画像として見せることができる「見え方シミュレーション機能」も備わり、先生から患者への「インフォームドコンセント(説明と同意)」にも役立つ。税抜き価格420万円で販売を行う。

株式会社ニデック ニュースリリース
http://www.nidek.co.jp/news/2011/20110127.html