安全を守る大切な役割
和歌山県の地方新聞“紀伊民報社”のニュースサイトAGARA1月21日の記事で、
音の出る信号機の設置率1位が和歌山県であることに注目しています。
(画像はイメージ)
音の出る信号機(音響装置付き信号機)は交差点の信号機において今現在「青」であることを目の不自由な方たちに知らせるため、外部接続のスピーカーからメロディーや擬音といった誘導音を流す装置のことです。
県警・民間の協力と尽力
和歌山県内の音の出る信号機設置交差点数は、2010年3月末で326カ所、設置率は19.5%と全国1位。和歌山県警は毎年およそ20カ所の交差点で、信号機につける音の出る付加装置を新たに設置、または古くなった装置の交換をしており、非常に力を入れています。
音の出る信号機装置は視覚障がい者の要望と、利用頻度が高い場所を優先して設置されるので、学校や病院付近が多いとのこと。こういった装置の設置には民間の力も大きく、和歌山放送が毎年12月におこなっている「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」で、費用の設置費用の寄付を呼びかけたり街頭で募金を募っているそうです。
和歌山県警交通規制課は、
「これからも、視覚障害のある人に安心して横断歩道を渡ってもらえるように整備していきたい」
と抱負を語っています。
AGARA 紀伊民報