菊池桃子に「シェーグレン症候群」の診断
プロゴルファーの西川哲氏との離婚報道が記憶に新しい、女優の菊池桃子。今度は「シェーグレン症候群」で闘病と、「週刊朝日 2012年3月9日増大号」(朝日新聞出版)が報じた。
「シェーグレン症候群」とは自己免疫疾患の一種で、目が乾いたり、口の中が乾くなど、涙腺や唾液腺などの分泌に異常が起こる疾患。特に40~60歳の女性に起こりやすいそうだ。
目の乾燥が特徴的な症状なので、ドライアイと間違えやすいのではないかと不安を感じる人がいるかも知れない。シェーグレン症候群では、目の乾燥だけでなく口の中も乾燥する。この他、関節が痛むなどの全身症状が現れることもある。
シェーグレン症候群はドライアイ患者の1割未満だと言われているのでそれほど心配はないと思われるが、思い当たる症状のある人は、早めの受診をおすすめする。
早期発見早期治療が大切
病院では厚生省の診断基準により、次の4項目のうち2項目以上が陽性であれば、シェーグレン症候群と診断する。
1.生検病理組織所見で次のいずれかの陽性所見を認めること
2.口腔検査で次のいずれかの陽性所見を認めること
3.眼科所見でいずれかの陽性所見を認めること
4.血清試験で次のいずれかの陽性所見を認めること
菊池桃子の場合は早期に発見されたこともあり、現在のところ、仕事や家事に支障がないという。しかし、この病気は原因が解明されておらず、完治は困難とされている。
離婚後2人の子どもを抱え、一家の大黒柱として頑張らなければならない菊池桃子。病気に負けずに頑張って欲しいが、休めるときはゆっくり静養して、自分をいたわってほしいと願うファンも多いのではないだろうか。

週刊朝日 2012年3月9日増大号/朝日新聞出版
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13529