加齢黄斑変性症で視力低下するも、女優業は続ける
2月18日付けTelegraphの記事によると、007シリーズなどで知られるイギリスの女優ジュディ・デンチは、視力が低下して台本を読むことができないと明かしたそうだ。この症状は、網膜の病気である加齢黄斑変性によるもので、現在は台本を娘や知り合いに読んでもらっているという。
加齢黄斑変性症は、網膜にある黄斑部が変性を起こし視力が低下する。悪化すると中心暗点がみられ、失明することもあるそうだ。ジュディによると、
この病気で一番つらいのは、レストランで食事をすること。だって、相手の顔が見えないの
と残念がっいる。しかし、これくらいで弱気になるような彼女ではない。
この状態にも、慣れてきました。メガネや照明、太陽の光があれば、クロスワードパズルだってできるのよ。でも、曇りの日には何も見えなくなってしまうの。
イギリス王室からDameの称号を授与された名女優の気概
なにかと不自由な生活を余儀なくされている彼女は、今年で77歳だ。けれども引退する気持ちは全くない。これからも大好きな女優業を続けていくつもりだと断言している。
ジュディ・デンチ1957年、「ハムレット」オフィーリア役で舞台デビュー。映画では「ゴールデンアイ」以降の「007」シリーズでジェームズ・ボンドの上司でMI6部長の役を好演し、世界的に名前を知られるようになった。1998年、エリザベス1世を演じた『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞、助演女優賞を受賞。女優としての地位を不動のものとした。
現在彼女は、007シリーズ第23作目となる「007/スカイフォール」を撮影中だ。「ジェームズ・ボンド 007ニュース」によると、7作連続出演となるジュディ・デンチだが、今回の出演シーンは、過去のどの作品よりも多くなるそうだ。病に立ち向かう名女優の演技に、ファンは喝采を贈るだろう。「007/スカイフォール」の公開が待ち遠しい。

Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/celebritynews/9090404ジェームズ・ボンド 007ニュース
http://jamesbond.exblog.jp/14711240/
The Official James Bond 007 Website
http://www.007.com/home/