刑事ドラマを語るときに欠かせない石原軍団の大傑作
石原プロモーション制作の人気テレビドラマ「西部警察」が、ケーブルテレビやスカパーなどで視聴できる「ファミリー劇場」で、2月11日と18日に放送される。
ファミリー劇場では、ドラマをより楽しむための特別番組「激アツ!西部警察ナビ」も放送し、石原裕次郎記念館・館長の浅野謙次郎氏が、当時の撮影秘話や渡哲也ら出演陣の興味深いエピソードなどを披露する。
「西部警察」は、1979年よりスタート。1984年まで合計3シリーズが放送された刑事ドラマシリーズで、一世を風靡した。出演陣は石原裕次郎、勝新太郎、渡哲也、舘ひろし、峰竜太ほか。石原軍団を中心に錚々たるメンバーが連なった。
ドラマでは、警視庁西部警察署の大門圭介刑事が率いる「大門軍団」が凶悪犯に立ち向かい、ド派手な銃撃戦や爆破、カーチェイスなどを繰り広げる。テレビドラマとは思えない、大掛かりなアクション撮影が有名だ。
「自分は西部署の大門だ」渋い団長を渡哲也が好演
迫力満点のアクションシーンや、個性的な刑事たちが魅力の西部警察シリーズ。その中でも渡哲也演じる、大門部長刑事のキャラクターが忘れがたい。
「団長」と呼ばれ部下に慕われる大門のトレードマークは、サングラス。ティアドロップ型のサングラスにスリーピースでビシッと決めた、渋い姿が目に焼きついているファンも多いのではないだろうか。
MANTANWEBの2月11日の記事によると、浅野氏は大門のサングラスについて、銃撃戦の撮影で
テストの時、弾を込めた銃で撃つわけにいきませんから、段取りを決めるために口で『パンパン』と言うんですけど、渡さんも照れる方なんで、目を隠して言うにはサングラスをしないとということで、かけたっておっしゃってました
と、“トレードマーク”誕生の微笑ましいエピソードを紹介している。渡哲也自身も、出演映画『レディ・ジョーカー』の番組宣伝を兼ねた番組内で、このエピソードを語ったことがある。
2013年に設立50周年を迎える石原プロは、これまでパッケージ化されていなかった「西部警察」シリーズなどをDVD化し、ポニーキャニオンより発売する。
その第1弾として、「西部警察 PART Ⅰ セレクション 大門BOX 1」が、2月15日に発売された。続く「西部警察 PART Ⅰ セレクション 大門BOX 2」は、5月16日に発売される。

MANTANWEB
http://mantan-web.jp/2012/02/11/20120210dog00m20004
石原プロモーション
http://www.ishihara-pro.co.jp/whatsnew/temp_txt0112.html株式会社ポニーキャニオン
http://ishihara-dvd.jp/