花粉症シーズンを控えて、医師を対象に意識調査
メドピア株式会社が実施したインターネット調査「目のかゆみに『副腎皮質ホルモン入りの点眼薬』を出されますか?」の結果が、2月2日に発表された。
この調査は眼科以外の医師を対象に、「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ形式で行われた。調査期間は1月4日~1月10日。有効回答数は 2,135件。
花粉の飛散が本格化すると、花粉症や「目のかゆみ」を訴える患者が急増する。そのため、眼科を専門としない医師の意識を調査したもの。
眼圧上昇が怖い。医師ら、慎重に対応
調査結果によると、「抗アレルギー点眼剤を処方し、効果がない場合、眼圧なども考慮して眼科受診を勧める」と回答した医師が58%。半数以上の医師が『副腎皮質ホルモン入りの点眼薬』を処方しないと応えた。
続いて「抗アレルギー点眼剤の前に眼科へ紹介し、点眼剤は出さない」(19%)。「抗アレルギー点眼剤を処方し、効果がない場合、眼科既往歴がない場合には自分の判断で、副腎皮質ホルモン入りの点眼薬を出す」(15%)という結果だった。
ステロイド点眼を出さない理由として、「アレルギー以外の疾患も考えられるから」「ステロイド点眼は眼圧上昇が怖い」「眼圧を測れないので」といったコメントがみられた。

MedPeer
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