法改正により適用対象が広がる
臓器移植法は2010年1月17日に行われた法改正により、親族に対し臓器を優先的に提供することができるようになりました。これを
「親族優先提供」といいます。
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Pink Sherbet Photography's photostream(画像はイメージ)
MNS産経ニュースによると、全国で2例目となる「親族優先提供」が、2010年10月に父から娘への角膜移植に適用されていたことが、12月27日に公表されました。
余白に「親族優先」の文字が
提供者は2010年8月にがんで亡くなられた九州地方の60代男性で、臓器提供意思表示カードの余白には
「親族優先」の記入がしてありました。
男性の30代の娘は「角膜変性症」を患っており、移植希望の患者登録をしていたので、親子関係を戸籍謄本で確認した後に2010年10月に角膜移植手術がおこなわれました。片目だけだったため、もう片方の角膜は別の登録患者へ提供されたとのことです。
MNS産経ニュース日本臓器移植ネットワーク