点訳図書でつながる絆
視覚障害者の生活向上を目指し、点訳を中心に活動する富山県の
“富山赤十字点訳奉仕団”が、富山視覚総合支援学校の生徒達にもっと読書に親しみをもってもらおうと、31点の点訳図書データ(CD)を寄付しました。12月25日の中日新聞が伝えています。
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ka_tate's photostream(画像はイメージ)
2009年に大ベストセラーとなった、村上春樹氏7年ぶりの長編小説「1Q84」などもあり、充実したラインナップです。点訳図書データは富山視覚総合支援学校にある特別な印刷機で点字印刷することができ、生徒達が読書を楽しめるようになっています。
人の手でおこなうから心がこもっている
このような寄贈は1960年から“富山赤十字点訳奉仕団”が毎年おこなっており、現在では約40人のボランティアが点字タイプ・パソコンを使いながら点訳作業を担っているそうです。
また同団では点訳活動を一緒にする仲間を増やすべく、初心者向け「点訳ボランティア養成初心者講習会」を開催するなどしています。
(今年は9月1日から毎週全10回コース開催)

中日新聞 CHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20101225/CK2010122502000142.html