目からわかる病気
産経ニュースが、眼底検査が将来の病気の発症予測につながると報じています。網膜の状態を見る眼底検査は目の疾患だけでなく、高血圧や糖尿病などの全身疾患を発見できることから、最近では企業の健康診断に取り入れられています。
内臓の血管を見れる唯一の部位
眼底検査には2種類の方法があるそうで、1つは眼科医がレンズを使い、光を当てて直接見る方法と、眼底カメラで撮影して分析する方法です。眼底検査により緑内障や糖尿病網膜症など眼疾患がみつかりますが、
「眼底検査は一義的には目の病気を発見し、治すためのもの。でも実は、その情報は眼科だけにとどまりません」
と、その可能性を山形大学医学部・山下英俊教授は指摘します。
内臓の血管を生きた状態で見ることができるのは網膜だけといい、眼底検査は内臓血管を見ていることに等しいそうです。そのため、山下教授は40歳を過ぎたら眼底検査を心がけてほしい、と勧めています。
10月10日・目の愛護デーにちなみ、日本眼科医会が全国で眼科医による講演会や無料相談などを開きます。また、毎週木曜日午後3時~午後5時の間に、無料の眼科専門医による目の電話相談(03・5765・8181)も受け付けているので、すこしでも目に不安のある方は利用してはいかがでしょうか。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/top.htm日本眼科医会
http://www.gankaikai.or.jp/