視力矯正と3D
このほど、神戸クリニックのサイトにおいて、レーシックと3Dの関係性についてのレポートが発表された。
3Dメガネは両眼の視力や調節力が等しいという条件をもとに設計されているため、メガネやコンタクトで視力補正をしても立体視しづらい可能性がある。しかし、レーシックで視力矯正を行えば3D映像をよりキレイに楽しむことができるという。
3Dとメガネ・コンタクト
日常生活において、物を見る時に眼は左右で少しずつ角度がずれた状態で見ている。この視線の方向性のズレを「視差」と言う。脳でこの視差を距離や奥行きなどを計算し、立体視している。3D映像はこの「視差」を人工的に作り出して映像化するのだ。
3D映像を見るために必要な3Dメガネだが、これは両眼の視力や調整力が等しい前提で設計されている。そのため、左右の視力が異なる場合、立体視に必要な「視差」が起こりにくくなり、3D映像が平面に見えてしまう可能性もある。
よって、裸眼で見づらい場合はメガネやコンタクトを使用して視力矯正をした上で3Dメガネを併用することになるのである。
3Dとレーシック
レーシック(LASIK)は、メガネやコンタクトに代わる矯正方法だ。視力が0.1以下、または両眼の視力差がある場合は片眼のみでも手術可能である。乱視の矯正にも利用できる。
レーシックで視力矯正をすることで、立体視に必要な「視差」がうまれる。視差がきちんとあることで3D映像をよりキレイに楽しむことができるのだ。何より、メガネにメガネ(3D)をかけるという煩わしさから解き放たれるのである。

神戸クリニック
http://www.kobeclinic.com/sem_3d/index.html