新たなドライアイ治療薬へ。
サンファーマ(Sun Pharma)は、2017年1月4日、ドライアイ症治療用のSeciera(TM)の第3相確認臨床試験の主要結果において、良好な結果を得たことを発表しました。
早期効果発現に期待。
インド、ムンバイに本社を置く製薬会社であるサンファーマは、ピボタル試験でドライアイ症治療用のSeciera(TM)が、プライマリーおよび重要な副次エンドポイントを達成したことを発表しました。
Seciera(TM)はOcular Technologies社が開発していた薬剤で、サンファーマがこのOcular Technologies社を最近買収し、Seciera(TM)についての独占的な世界的権利を所有しています。透明な防腐剤無添加の水溶液で、シクロスポリンA 0.009%の特許を得た、独自のナノミセル製剤です。
第3相確認研究(12週間、マルチセンター、無作為方式、ダブルブラインド、溶媒対比)では、744人のドライアイ患者がこのSeciera(TM)による治療を受けています。
今回の臨床試験において、Seciera(TM)による効果は、既に承認済みの他の薬剤よりも早く効果をあらわし、複数の重要な副次エンドポイントにおいては、統計的に意味のある改善が示されています。
サンファーマではデータ分析を続けており、今後有意義な所見が新たに見つかれば逐次医学学会において報告されることになっています。
また、これまでに完了した患者455人の第2b/3相臨床試験では、早期効果発現と良好な受容性を示しており、公表されたデータからは、他のシクロスポリンA剤に比べて優位な結果も得られています。
(画像はプレスリリースより)

サンファーマ プレスリリース
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201701057650/