40代でドッと衰える「目」
トレンド総研は5月30日、
40代の「体や目」の状態を調べる調査を実施し、その結果を発表した。
調査結果から、多くの40代が、体の中で最も衰えたのは「
目」と感じていることや、3人に1人の割合で、目の症状以外にも日常生活や仕事に悪影響があると感じていることが明らかになった。
「あなたは30代の頃よりも体が衰えたと感じますか?」との質問に、「
目」と答えた人が最も多く
58.6%。次いで「腰」(31.4%)、「肩」(23.8%)、「膝」(23.4%)だった。
3人に1人が、体の他の箇所にトラブル
「
目の疲れが影響して、他の体の箇所にトラブルが生じたことがある」と回答した人は、
29.2%。約3人に1人が、何らかのトラブルを感じていることがわかった。
具体的には、
「目の疲労から目眩を起こして倒れそうになったり、肩凝りをおこした」(44歳・男性)、
「イライラしたり、化粧が崩れたりした」(41歳・女性)、
「イライラして子供にあたるときがある」(49歳・女性)
「目の疲れによって仕事の効率が悪くなって、評価が下がった」(42歳・男性)
「目の疲れから頭が痛くなり、運転できなかった」(44歳・男性)
体の他の箇所への影響、他の人に及ぼす影響、仕事への悪影響や日常生活に支障をきたす事例など、目の衰えによる悪影響は多岐にわたっている。
40代からの目のケアに「コンドロイチン」
調査結果をもとに、慶應義塾大学 医学部眼科学教室 非常勤講師・海道美奈子氏が、40代からのアイケアについてアドバイスをしている。
海道氏は、40代からは「
目の疲れ」と「
ドライアイ」に、特に気をつけるべきだと語っている。
40代になると毛様体が衰え、老眼が始める。老眼でモノが見えにくくなるため、目に負担がかかり目が疲れやすくなる。
そこに、パソコンなどの作業が加わると、まばたきが減り、眼の表面が乾いて
ドライアイを引き起こす人が増えているのだそうだ。最近の研究では、ディスプレイを長く見続けることで涙腺の機能が低下し、涙の量が減ることも、分かってきたいう。
それでは、
目の疲れや
ドライアイにはどのように対処すればいいのだろうか。海道氏は、これらの症状に有効な成分は
コンドロイチンだと説明する。
コンドロイチンは食べ物やサプリメントなどから摂取しても、目にはなかなかいき渡らない。そのため、
目薬で、直接目に補給することがポイントだそうだ。
海道氏は
市販の目薬で、コンドロイチンを承認基準の最大濃度配合しているものもあります。また、コンドロイチンの目への摂取は日常的に行い、目に疲れを感じる前からでも摂取をした方が良いでしょう。
とアドバイスしている。
目の衰えは、放置していても改善しない。日常生活に支障をきたすようなら眼科を受診して、大切な目をいたわってあげよう。

調査レポート「40代の体と目の衰え事情」
http://www.trendsoken.com/market/m20130530.pdfトレンド総研のプレスリリース
http://www.value-press.com/pressrelease/111568