カラコンユーザーの若年化で、目のトラブルが深刻化
10代の女性を中心に大人気の
カラーコンタクトレンズで、眼のトラブルの深刻化が懸念される。
昨今、問題になっているカラーコンタクトレンズユーザーの眼障害を受けて、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは「
カラーコンタクトレンズユーザーの実態・緊急調査」を実施した。
調査結果では、カラーコンタクトレンズユーザーの若年化に伴い、「
眼科医の処方を伴わない購入」に加え、「
不適切な使用」を続けている人が多いことが明らかになった。
カラコン選びは「安全性」より、「色/デザイン」
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは4月、全国のカラーコンタクトレンズを使っている12~39歳女性500名を対象に、インターネットを通じて「
カラーコンタクトレンズユーザーの実態・緊急調査」を実施した。
調査によると、カラーコンタクトレンズを購入する際に
「眼科を受診することはない」と答えたユーザーは33.0%で3割以上。なかでも中高生は57.0%と6割近くを占めている。
カラーコンタクトレンズを購入する際のポイントは、1位が「色/デザイン」(87.2%)、次いで「値段の安さ」(72.4%)、「着色部(外径)の大きさ」(63.2%)だった。
一方で、
「レンズの安全性」を重視するユーザーは58.2%。安全性よりも、デザインや価格に重きを置くユーザーが多い。
カラーコンタクトレンズの主な購入先は「インターネット通販」48.6%とトップだが、
中高生だけに限ると、4人に1人の25.0%が、主に「大型ディスカウントショップ」で購入している。
お小遣いをやりくりしてファッションを楽しむティーンエイジャーにとって、ショッピングのポイントは、
手軽に安く購入することだといえそうだ。
気になる症状があっても「無理して装用」66.3%
66.3%のユーザーが、
使用中に痛みや違和感、充血などの異常を感じても、そのままカラーコンタクトレンズの使用を続けていることもわかった。
「眼科医の処方を伴わない購入」に加え、「不適切な使用」を続けていれば、目のトラブルが深刻化する恐れがある。
イワサキ眼科病院 岩崎直樹院長 は、
カラーコンタクトレンズで後悔しないために、眼科医の処方のもと、確かな品質のレンズを選択することが必須だと言えます。そのためには、若年層を対象とした啓発の必要性が高いと考えています。
と注意を呼びかけている。

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーのプレスリリース
http://acuvue.jnj.co.jp/corp/press/p0125.htm