領海侵犯の次は、領空侵犯
北朝鮮のミサイルの次は、中国だ。今まで海からのアプローチを執拗に続けてきた中国が、今度は空からやってきた。
12月13日午前11時すぎ、中国の国家海洋局に所属する航空機が、沖縄県の尖閣諸島の上空で
領空侵犯したことが確認された。
航空自衛隊は
F15戦闘機をスクランブル(緊急)発進して対応した。中国当局の航空機が日本の領空を侵犯したのは、今回が初めてだという。
藤村長官は
極めて遺憾だ。主権の侵害に対しては断固として対応する(「47NEWS」より引用)
と述べ、中国側に抗議したことを明らかにした。
最初に中国当局の航空機を確認した海上保安庁の巡視船は、無線で
わが国の領空内に侵入しないよう飛行せよ(「NHKニュース」より引用)
と警告を発したが、航空機は
ここは中国の領空である(「NHKニュース」より引用)
と回答したという。
(photo credit:
Jon 'ShakataGaNai' Davis via
cc)
インターネットでも話題沸騰
このニュースはインターネット上でもあっという間に広がり、Twitterのトレンドワードにもすぐに登場した。
Twitterには
ついに領空侵犯まで行ってきたか。領空への侵入は領海への侵入と異なり、無害通航という権利は認められない。警告射撃や迎撃を受けてもおかしくない。事態はエスカレートしている。許容し難い。
民主の事なかれ主義のやり方では、いずれ占領されてしまうでしょう。即時、撃墜すべきだ。逆に自衛隊機が中国の領空を侵犯すればよい。そしたら正しいことがわかる。
など、迎撃されても当然の行為だという意見が数多く寄せられた。しかしそれ以上に、冷静に現状を見つめようとする意見が多いようだ。
尖閣を領空侵犯したのは中国海洋局の飛行機か。これは良くないやり方だなあ(中国側が)。普通、領海侵犯への対応は海上保安庁などの非軍事組織がやるが、これはいきなり軍が出ていくとエスカレートするから。でも領空侵犯orそのすれすれのスクランブルなんて日常的なことだろ。別に取り立てて騒ぐようなことじゃないよ。相手の防備を知るための基本手段だ
領空侵犯だと航空自衛隊が出ざるを得ない。中国空軍が出てこないといいのだが。
怪しからん、撃墜しろというのは簡単だけど、実際にやって反撃を受けたらどうなるのかということをちゃんと考える必要がある。なお、領空侵犯は怪しからんということは当然ながら思っている。
また、政府の「遺憾」発言を頼りないと感じる意見も目立った。
遺憾、遺憾って連呼したって、今更流行語にはならんよ…
さらに、
この時期に領空侵犯してくる中国は、自民の後押しをしているんだとしか考えられない。
あーあ、中国が領空侵犯とは、余計に右翼政権樹立を促す事になるのにな。もしかして、中国は日本との戦争を望んでいるのか?そんな訳無いと思うが。
なんでこんな時に領空侵犯をしてくるのだろう?「おおいにやりましょう」というエールか?中国政府も日本の右傾化を歓迎しているんじゃないのか?
中国もなんでこんな時期に領空侵犯するのかね?自民党の追い風になるんじゃ?いや、もしかして自民が政権とったほうが中国にとって都合がいいのか?
など、衆院選と絡めたツイートも相次いだ。

47NEWS
http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012121301001286.htmlNHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/Twitter / 検索 - 領空侵犯
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