「ピンハネは常態」作業員の訴え
東京電力福島第1原発事故による除染作業で、作業員に支払われるはずの危険手当「特殊勤務手当」のピンハネが11月5日に明らかになり、環境省が実態調査を進めることになった。
この問題で22日、福島県楢葉町で除染作業を行っていた男性が環境省で記者会見を行い、不当なピンハネの現状を訴えた。
誰がピンハネをしているのか、明らかにせよ
男性は
一緒に働いていた誰一人として手当てをもらっていなかった(「テレビ朝日」より引用)
と語り、
作業員は声を上げにくく、手当が支払われていない人はほかにもたくさんいる。誰がピンハネをし、なぜこんな構造になっているのか明らかにしてほしい(「47NEWS」より引用)
と、不払いが当たり前である実態を訴え、徹底した調査を求めた。
危険を伴う原発事故の除染作業。しかし現場作業員の待遇は、ないがしろにされがちだ。「誰がピンはね」をしているのか、政府の調査報告が待たれる。

テレビ朝日
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012112201001787.html除染特別地域内における等工事に係る設計労務単価について (通知)
http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/no120509003.pdf