カラコンによる目のトラブル急増中!
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カラーコンタクトレンズで、目の炎症などのトラブルが急増しているため、厚生労働省が注意を呼びかけている。
コンタクトレンズの使用で発症した眼の疾患の半数近くが、度の入っていないカラーコンタクトレンズの使用によるものであることが、9月26日に発表された
厚生労働省のまとめでわかった。
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目に直接触れるものだから、正しい装着が必要
トラブルの原因の大半は、装着後の
洗浄がしっかり行われていないといった手入れ不足や、
長時間装用などの不適切な使用によるものだった。
カラーコンタクトレンズによる目のトラブルは以前から問題になっており、厚労省では2009年にカラコンを薬事法の「
高度管理医療機器」に指定し、販売を許可制にするなどの規制を行っている。
カラーコンタクトレンズを装着すると黒目が大きく見える効果があるため、若い女性を中心に利用者が増えているが、あくまでもメイクの延長線上としてとらえている人が多いため、正しい装着が行われず、トラブルが多発していると見られる。
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カラコン装着で気をつけること「3つ」
カラーコンタクトによるトラブルを防ぐためには、主に3つのケアを実行してほしいと厚労省はアナウンスしている。第1は、
衛生面に充分に注意すること。カラーコンタクトを外した後は、専用の洗浄剤で汚れを落とし、雑菌の繁殖を防いでほしい。
第2は、
装着時間を守ること。長時間装着すればするるほど、目に負担がかかる。
カラーコンタクトレンズによる目のトラブルには「角膜浸潤」、「角膜びらん」、「角膜炎」、「結膜炎」などが報告されているが、知らずに放置していると、深刻な症状に進むこともある。
このため第3のケアとして、
定期的に医療機関で診断を受けることをおすすめする。自己判断ではわからない炎症が起きている可能性もあるため、定期的な診断を受けることが大切だ。

コンタクトレンズについて/厚生労働省
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/