【WANTED】ハッカー!
防衛省は9月、サイバー攻撃に対処する初の指針を策定し、13年度に「
サイバー空間防衛隊」(仮称)を新設することを決めた。この「サイバー空間防衛隊」に、
ハッカーの採用を検討していると産経新聞が報じている。
日本政府による尖閣諸島の国有化後、防衛省をはじめ政府機関や銀行などがサイバー攻撃を受けた。警察庁は
中国からの攻撃の可能性が高いと見ている。
サイバー部隊への
ハッカー採用は、米韓両国が先行しており、中国軍もサイバー攻撃に民間から人材を集め、「民兵」として投入している。
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Sabrina Campagna via
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サイバー戦争では一歩遅れを取る日本
日本が、今後ますます激化するとみられるサイバー戦争で、ディフェンスだけでなく
オフェンス面でも有利に立つためには、高い専門技能を持つハッカー人材の発掘が不可欠だ。
人材の発掘は、
経済産業省などが主催する講習会などを通じて行うほか、
防衛省による独自の採用コンテストを検討されている。
防衛省はハッカー人材を、25年度にもサイバー空間防衛隊に採用する方針で、雇用期間は数年程度としている。もちろん、秘密保全と不正侵入禁止など徹底したモラル順守を求めていく。
モラル順守を徹底せるということは、ハッカーではなく
クラッカーの採用を視野に入れているということだろう。
専門知識を磨くために、採用後は研修も実施する。情報技術分野の屈指とされる、米
カーネギーメロン大学への留学案などが挙がっている。
インターネットでも歓迎の声多数
ネット住民は、このニュースを朗報と受け止めた。Twitterでは
「ようやくという感じ。応援したい。問題は人材のレベル。世界トップレベルのハッカーから見ると「日本で評価できるのは2人ぐらい」と心もとない。国際水準から育成する人材を選び、高い目標を目指さなければ虻蜂取らずになる。」
「アウトローが国の為に。胸熱」
「米国では当然な話。日本もようやく。」
「これは朗報では!?新たな雇用ニーズが出来るよ。学歴偏重でなく実戦スキルで雇用して欲しい」
「勇気雇用でなく? 有期雇用なら次の職場は中国ってことも可能性あるんだけどそれはセキュリティ確保として大丈夫なんだろうか?」
「宇宙飛行士の育成方法とかと似た感じがいいんですかね(宇宙兄弟で得た知識しかないけど)。スポーツ選手の引退後のキャリアパス問題も一緒か。本人のキャリアアンカーがブレないようなセキュリティ人材の文化を醸成せんと。スターウォーズやレンズマンの世界。」
「自称スパーハカーのお前ら、ついにお前らの時代がやって来るぞwww」
「攻撃するというのは意外。でもそれで良いと思います。これまでサイバーテロの発信元は判っていてもきちんと対応できてたとは言えないから。」
などの意見がツイートされている。インターネット網で地球が覆われてしまった今、大急ぎで検討すべき課題の1つだ。

3 サイバー攻撃への対応/防衛省
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