色覚を補正して快適な日常生活を
大阪市内で眼鏡を製造する
ネオ・ダルトン株式会社が開発した、色覚障がい者用の補正レンズが話題だ。
色覚障がいは国内では男性20人に1人、女性500人に1人の割合で存在するといわれるが、障がいに気付かず成長するケースも増えている。
これは、学校の定期健診で義務付けられていた色覚検査が、差別につながるなどとして、2003年から任意制になったため、ほとんどの自治体が検査を行わなくなったからだ。
しかし、学校の授業で黒板の字が読みにくかったり、パソコン画面の色が判別しにくい、野菜の鮮度がわからないなど、色覚障がい者は日常生活でさまざまな不便を感じている。
色覚障がいを持つ社長が開発
ネオ・ダルトン社では、自身も色覚障がいがある足立公社長が、約20年前から開発に着手し、色弱者一人ひとりの目に合わせたレンズの製造に成功した。
米国在住の日本人医師らの理論を基に、光の三原色である赤、青、緑の透過率をフィルターで調節する特殊レンズに光を反射させて光量を調節し、本来のカラーバランスに近づける。
さまざまなニーズに対応するためにに、品ぞろえを増やし、ファッション性にも配慮した32種類のレンズを取りそろえている。
価格は、レンズのみで73,500円(税込)。メガネフレームは、メガネ店で好きなものを選ぶと、それに合わせてレンズを取り付けてくれる。
足立社長は
自分も補正眼鏡で世界が変わった。同じ悩みを持つ方に、ぜひ一度試していただきたい(「MSN産経west」より引用)
と話している。

ネオ・ダルトン株式会社
http://www.neo-dalton.com/index.htmlMSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/