ユニクロが「尖閣諸島は、中国固有の領土」
9月18日は満州事変の発端となった柳条湖事件から81年目となる。この日を目前に控え中国では反日デモが過熱化、次々に日本企業が襲撃を受けている。この中で襲撃を免れたのが、ユニクロだった。
これは9月15日、中国のユニクロ店舗のショーウィンドウに「支持釣魚島是中国固有領土」(尖閣諸島は中国固有の領土であることを支持する)と書かれた紙を張り出したためで、中国に敵対しない企業と判断されたとの情報がインターネットで流れ、大騒ぎとなった。
ニュースリリースで公式見解を発表
自社の儲けのために国を売った売国奴として非難を浴びたユニクロは9月18日、今回の騒動について、ニュースリリースにて公式見解を発表した。それによると、
上海郊外の一店舗におきまして、9月15日午後、当該店舗の現地従業員が独自の判断により、上記内容の張り紙を掲示し、約40分後、撤去していた事実が判明いたしました。
本件は会社の指示によるものではなく、また、他の店舗におきまして、このような事は一切起きておりません。
「支持釣魚島是中国固有領土」の張り紙は、会社方針としてではなく、現地従業員の独断で行ったものと報告している。
ユニクロ側は、
一私企業が政治的外交的問題に関していかなる立場も取るべきではないと考えており、このような行為があったことは大変遺憾
であるとし、
今後は、二度とこのような事が起こらないよう社内徹底してまいります
との見解を示した。
インターネットの反応
ユニクロ側の発表をインターネットの住民たちはどのように見ているのだろうか。
まず2ちゃんねるでは
「もうおそい、日本での売上激減だろ。」
「予想通りだな、現地従業員のせいにするってw」
「遅いよ、株価見てあせったのか?」
「従業員が勝手にやった
アルバイトが勝手にやった
パートが勝手にやった」
「はいアウト。
不買決定。
尖閣は日本の領土と言わない限り許されない 」
「>(株)ユニクロは、一私企業が
>政治的外交的問題に関していかなる立場も取るべきではないと考えており、
だったらなんで小泉さんの靖国参拝を非難したんだ。
都合のいいときばかり中立を気取るんじゃないよ。
こんなクソ企業つぶしてOK」
「この程度の見解発表で誰が許すかっ!」といった意見が多い。
一方で、Twitterにはやや同情的な意見が投稿されている。
「この対応は正解だろうな。」
「流石にしっかりと告知したか。」
「ユニクロの公式見解が来ましたね。正直、仕方が無い感じでしょう。 さて、日本人は皆殺しという幕を掲げたアウディはどのような見解を出すのか?」
「ユニクロさんも大変やね!!」
「店舗と従業員と何より自社の利益を守る為なら暴徒にすら媚びるというのは商人としては正しい姿勢だと思う。」
「対応が素早い。それにしても、いろいろたいへんだなあ。」
「リスク管理としては、個人的には素晴らしいと考える。現場の判断を無下にせずに、かといって自分たちはノンポリであると広言できる。頭柔らかいよね。」
など、張り紙行為そのものよりも、その後の企業としての対応を評価する声が多く見られた。
9月18日の東京株式市場では、ユニクロが属するファーストリテイリングの株価は安値となり、一時は6%下げる場面も見られた。

プレスリリース/株式会社ユニクロ
http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/UNIQLO ユニクロ
http://www.uniqlo.com/jp/#2ちゃんねる
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1347939701/Twitter / 検索 - 上海のユニクロ店舗
https://twitter.com/#!/search/%E