華麗なダンスのツインスター
サンディエゴ州立大学(San Diego State University)や米航空宇宙局(NASA)の研究者らは8月28日、2つの恒星が互いの周りを回る「
連星」に、複数の惑星を確認したと発表した。
新発見により、これまでの予想以上に
人類が移住できる惑星が存在する可能性が高まった。惑星のある連星はこれまでにも数例確認されていたが、複数の惑星を持つ連星が見つかったのは今回が初めてだ。
(画像:@
NASA)
水のある惑星
連星系内は、恒星の位置によって重力場が複雑に変化するため、複数の惑星が存在する可能性は低いと考えられていた。
発表によると、連星「
ケプラー47(Kepler-47)」の周りに少なくとも2つの惑星の存在が確認された。地球から4900光年先の、はくちょう座方向に位置する連星「ケプラー47」は、太陽とほぼ同じ大きさの恒星と、その3分の1ほどの大きさの恒星が一対になっている。
大きい方の惑星は恒星からの距離が、生命が存在できる環境といわれる「
ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」内に位置している。このため水が存在する可能性がある。
NASAのエイムズ研究センターのケプラーミッション主任研究者は
この発見により、生命が生存しうる惑星を見つけられる可能性が増大した(NASAホームページより引用)
と語っている。

NASA
http://www.nasa.gov/mission_pages/kepler/AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/environment-science