エンジニアが一目置く小学2年生
「ぼくはいま、トイレにむちゅうです」と、作文に情熱をつづる小学2年生のトイレ博士に注目が集まっている。
福岡市の南里勇樹君8歳は、不動産関係の仕事を営むお父さんと一緒に住宅を回るうち、最新の多機能トイレに魅せられた。
カタログを集めては熟読し、独自の洗浄方式とデザインが気に入ったパナソニックのショールームに日参した。
飽きずに便器を眺め、販売員を質問攻めにする勇樹君はショールームの人気者になり、その噂を聞きつけた本社が、愛知県幸田町の工場見学に招待した。
勇樹君は夏休みを利用して工場に訪問し、汚れが付きにくい特殊素材を使った便器の加工など、社員以外は立入禁止の場所で、製造工程を見学した。
(画像:Panasonic)
子どもに勇気づけられた「身が引き締まる思い」
勇樹君は
今までで一番楽しかった。思ったより手作業が多くて難しそうだった(「時事ドットコム」より引用)
と、嬉しそうに感想を述べている。
対応にあたった開発担当の男性社員は、
憧れの対象がイチロー選手ならともかく、われわれというのが…。こんなにうれしく、勇気づけられたことはありません(「時事ドットコム」より引用)
国内製造業が苦戦を強いられている中、現場の従業員らを感激させた。
勇樹君が将来作りたいのは
もっと節電できたり、コップ1杯の水で流せたりする夢のトイレ(「時事ドットコム」より引用)
開発担当者は
うれしいと同時に、中途半端なものは作れないと身が引き締まる思い(「時事ドットコム」より引用)
と語っている。
(photo credit:
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ツイッター民「日本の未来は明るい」
勇樹君のニュースはTwitterでも話題を呼んだ。
「日本の強みは、これですよ。たかが、便器。されど便器。勤勉なる日本人たれ」
「和んだ!いやあ、日本の未来は明るい。泉下の松下卿も喜んでいるだろう。さ、また職場復帰だw」
「小さい頃に超マニアックなことに対して興味がボコボコ沸くって、結構あるよね」
「地味な企業の技術者に注目し、それを目指す子がいるのは、日本の未来にとって頼もしいこと。こういう子供がどんどん出てきて欲しい」
「子供に憧れられるってのはどんな職業でも嬉しいよね」
暗いニュースが続く中で、明るい話題にほっと心を和ませる人が多い。

トイレ・便器・洗浄便座・便所/Panasonic
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