北極海の氷が観測市場史上で最小
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月25日、ホームページ内のコンテンツ「地球が見える」で、
北極海の海氷の面積が観測史上最小になったと発表した。
JAXAの観測衛星「しずく」が捉えたデータによると、8月24日の面積値が
421万平方キロメートルとなった。2007年9月に記録された衛星観測史上最小面積(425万平方キロメートル)を1か月も早く更新し、海氷面積は依然として下降線をたどっている。
(画像提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA))
どんどん薄くなっていく氷
北極海の氷は、例年9月中旬頃に年間最小時期を迎える。9月の海氷面積最小時期に向けて、北極海氷の縮小はまだしばらく続くため、観測史上初めて
400万平方キロメートルを下回る可能性も出てきた。
近年著しい北極域の温度上昇などが原因で、氷が薄くなっていると思われるため、JAXAでは今後も「
しずく」による北極海氷の監視を続けていく。

地球が見える|EORC
http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2012/tp120825.html