富士山噴火、降灰の備えを万全に
富士山の噴火を警戒するニュースが目につくようになった。内閣府では富士山から離れた東京などでも、火山灰が降り積もると想定しており、注意を呼びかけている。
首都圏にも被害を及ぼす富士山の噴火に、我々はどのような備えをしておくべだろうか。
内閣府の防災部門によると、降灰時の注意として、
灰を吸わないようにマスクや、ゴーグルを着用する。
家の窓を閉めて建物を密閉する。
車は灰を巻き上げて視界が悪くなったりスリップしやすいので、運転は極力控える。
などを挙げている。
「NEWSポストセブン」が紹介した、防災システム研究所・山村武彦所長のアドバイスによると、富士山から30km圏内に住む人は疎開場所を決めておいたほうがいいということだ。
100km圏内でも火山灰の影響で、首都機能が長期間マヒする可能性があるため、長期戦を覚悟しておく必要がある。食料と水の準備は最低でも1週間分は必要。可能であれば、自家発電機も備えておけば安心だ。
(画像:富士山火山防災マップ)
コンタクトはすぐに外す
実際に火山灰が降ってきたら、なるべく外出を控えること。特に呼吸器系疾患をもつ人や乳幼児、高齢者には注意が必要だ。
やむを得ず外出する際は、「マスク」や「ゴーグル」で火山灰から身を守ろう。灰は目や耳にも入るので、目薬と綿棒も用意しておいたほうがいい。外出から戻ったら、シャワーを浴びて必ずうがいをすることも大切だ。
コンタクト使用者の場合は、
コンタクトレンズはすぐ外さないと眼球とくっついて角膜損傷(「NEWSポストセブン」より引用)
になる危険があるという。
窓ガラスには飛散防止フィルムを貼り、ドアや窓の隙間はテープなどで塞ぐ。スマートフォンやパソコンにもカバーをかけて、火山灰の侵入を防ごう。
山村所長の丁寧なアドバイスを参考に、万が一の災害に備えたい。
富士山火山防災マップ
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