第27回東京国際映画祭共催企画「映画の未来~新しい映画鑑賞システムを体験!!」
日本エヴィクサー株式会社は、2014年10月23日から開催される第27回東京国際映画祭の共催企画である映画「舞妓はレディ」のバリアフリー上映に、同社のACR技術を提供することを発表しました。
(画像はプレスリリースより)
ACR技術について
このACR技術とは、映像音声に埋め込んだ透かしとタイム情報により、映像とスマートデバイスをシンクロさせる技術のことです。
映像音声とデバイスに表示される字幕がわずか0.1秒以内の誤差で同期させることが可能で、専用の音響設備などは不要。インターネット通信のない環境でも同期が可能なため、映画館や舞台などでも使用することができるそうです。
字幕はメガネ型ウェアラブルデバイスに表示
今回の上映は、NPO法人メディア・アクセス・サポートセンターとPalabra株式会社が共同開発した「UDCast」というサービスによって実現しましたが、映画本編とバリアフリー字幕・英語字幕・音声ガイドの表示をACR技術によって同期させることで、既存の映画館の設備でバリアフリー上映を行うことができます。
この際、字幕はメガネ型ウェアラブルデバイスに表示され、音声ガイドはスマートデバイスで聞くことができるそうです。
バリアフリー化やマルチリンガル対応への技術提供を目指す
同社は今後、技術のさらなる用途開発を進めながら、公共施設などを中心としたバリアフリー化への対応や2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けたマルチリンガル対応の課題に対する有効なソリューションの提供を目指すとのことです。

日本エヴィクサー株式会社のプレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/52068