メガネとおさらばする3つの方法
メガネ(コンタクトレンズを含みます)とおさらばする方法にはエキシマレーザー屈折矯正手術(レーシック手術)、有水晶体眼内レンズ手術(ICL手術)、オルソケラソロジー(ナイトレンズ)です。
(画像はイメージです
Pierre Lognoul)
以下、日本眼科学会のそれぞれのガイドラインに従って、3つの方法を比較します。
年齢
レーシック手術、ICL手術が遅発性の近眼を考慮して18歳以上となっています。ナイトレンズは屈折矯正の長期予後についてのデータが不足していることから、20歳以上となっています。
適応
レーシック手術は矯正量の限度は6Dとするが、医学的根拠が明白でインフォームドコンセントを条件に10Dまで可能。術後に十分な角膜厚を残す必要があります。遠視、乱視矯正についても限度を6Dとすることを推奨。
ICL手術は近眼は6D以上とする。15Dを超える場合には慎重。他だし、この条件は今後のデータの蓄積により変更がある可能性はあります。
オルソケラソロジーは近視度数が-1.00Dから-4.00D、乱視度数は-1.50D。
再手術
レーシック手術は原則不可能ですが、IOL手術は眼内レンズを入れることにより可能です。
オルソケラソロジーは、就寝時に特殊なコンタクトレンズで角膜を矯正するものですから、あてはまりません。
レーシック手術、ICL手術、オルソケラソロジーはすべて保険適用外です。レーシック手術は手術を行う人が増えたので価格は下がり気味です。
ICL手術に関してはレーシック手術の反省を踏まえて、厚生労働省が医療機器として有水晶体眼内レンズを承認した際に眼科学会が認定し、有水晶体眼内レンズ発売会社のトレーニングを受けた眼科医師しか手術は行えません。
どうしても裸眼生活が必要な場合は、レーシック手術、ICL手術、オルソケラソロジーを検討するのが一つの方法です。

日本眼科学会 屈折矯正手術のガイドライン
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/lasik.pdf日本眼科学会 オルソケラトロジー・ガイドライン
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/orthokeratology.pdf