心臓や呼吸のデータをモニターする画期的な方法とは?
Google Glassで心臓と呼吸のデータを観測できることが立証されました。そんな類を見ない方法を可能にしたのがBioGlassというアプリ。
BioGlassは、ジョージア工科大学とマサチューセッツ工科大学メディアラボの研究者らがGoogle Glass用に開発したアプリです。
同アプリはGoogle Glass のセンサーとカメラを利用することでユーザーの鼓動や呼吸の速度からちょっとした変化を捉え、ユーザーがストレスを感じているのか把握させることができるのだそう。
今後さらなる進化が期待されるBioGlass
現在のところ、ユーザーがBioGlassを利用してストレスレベルを計るには、動かずじっとしている必要があります。
しかし、研究者らは動いている時でもユーザーがストレスを感じている際には警告を出せるようにしたいと、BioGlassをさらに改良し、快適に体の情報を観測できるようにすることで、医療費の削減にもつなげたいと考えているのです。
ストレスをためすぎる前にアクションが起こせる?
今やGoogle Glassは「深く息を吸って心を落ち着きなさい」とすら、ユーザーに教えてくれるのですね。研究者らがゴールとして考えていることが実現すれば、未来に抱えるかもしれない健康上の問題を避けることができるかもしれません。
ストレスを感じていることが随時分かれば、誰かと話をしたり、気分転換にコーヒーを飲んだり、ヒーリングミュージックを聴いたりして自分のストレスレベルが上がる前に対応できるのではないでしょうか。

MIT Technology Review
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