網膜走査型情報端末
網膜に直接光を当てて映像を映す方式のディスプレーを持つ情報端末を指します。
光を網膜に当て、高速に動かすことで生じる残像効果により、網膜に画像を投影します。像は透過するので、実際の視野と重ねて表示可能。
さらに、画像を自在なサイズで、自由な位置に提供可能で、装着者の視力に影響をほとんど受けないという利点を有します。
2012年にブラザー工業が業務用途向けの有線のヘッドマウントディスプレー「AiRScouter(R)」を発売。
レーザーアイウェア
QDレーザーと東京大学の共同で開発したもので、レーザー網膜走査光学系を技術基盤としています。
(画像はプレスリリースより)
赤緑青の三原色半導体レーザーのレーザー光をMEMSミラーで、反射、走査して、瞳孔を通じて網膜上に映像を描画します。そのためプロトタイプでは全幅162mmと現在業界最小レベルを達成。装着感、外観ともに通常の眼鏡と違和感のない新タイプの眼鏡型情報端末になっています。
レーザービームの照射パワーに関してはJIS/IECで定める基準に照らし、クラス1。
2015年末に作業支援用(有線)アイウェア、2017年末に民政対応(無線)アイウェアという2段階の製品化と市場展開を進める予定と表明。

QDレーザー プレスリリース
http://qdlaser.com/cms/wp-content/uploads/2014/06