判断時間はたった0.5秒
気になる異性の視線・・・自分がどんな対象で見られているのかを知りたいと思ったことはありませんか。目は口ほどにものを言うといいますが、恋愛においても目を見ることで相手の意図がわかるようです。
自分が恋愛対象に見られているのか、それとも性的な欲望を感じているのかは、相手の眼球の動きから判断できるのだとか。シカゴ大学の研究結果をもとにまとめてみました。
顔か身体か
視線が顔に集まるなら、その人はあなたを恋愛対象としてみており、顔より身体に集まる場合には相手の気持ちは性的な欲望が強いのだそう。その判断時間はたったの0.5秒程。
愛と欲望の感情は脳でも反応する箇所が別
同大学の研究では、恋愛と性欲の感情は脳の中で別々の位置が反応することがわかっています。時に分けることが困難な愛と性の2つの感情。これを区別するため、視線のパターンを調べる2つの実験が行われました。
実験概要
実験は、男女学生20人に、見知らぬ人間が映った複数の白黒写真を見せるというもの。最初の実験では、若い大人の男女が互いに見つめ合っている写真。2番目は、異性が真正面を向いている写真。ヌード写真や官能的な画像は含まれていません。
両実験とも、被験者はコンピューターの前に座らされ、写真の様々な位置を見るように指示され、画像の人物に対しロマンチックな感情か性的欲望を覚えるかを迅速かつ正確に判断します。
脳ではなく眼球の動き
実験の結果、気持ちを判断する時の脳の処理過程において、顕著な違いは見られなかったものの、眼球の動きを追跡したデータでは、その動作パターンには大きな違いが示されました。
性別に関係なく、人は恋愛感情を覚えると視線は顔に集中し、性欲感情が引き出されるとそれは顔から身体に向けられる傾向が高かったといいます。
出会いの場や恋愛イベントなどで応用?
大学の研究結果、いかがだったでしょうか。
視線の動きをチェックすれば、相手は恋愛対象(長く付き合える関係)として自分を見ているのかどうかを簡単に見極めることができそうですね。
応用すると、初めて会った人の視線が目や顔のあたりに集中しているなら、あなたを心で付き合える対象として見ている。視線が顔より下に向かったなら一夜限りの相手という気持ちが強い、または、あなたの後ろの誰かに集中していたりするようなら、あまり関心がないと考えた方がよいのかもしれません。
(画像はニュースリリースより)
University of Chicago
http://news.uchicago.edu