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【コラム】緑内障と生活習慣

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緑内障
緑内障は国内における失明原因の第1位になっています。視神経が障害される病気で、視野が狭くなるという症状から始まります。
緑内障と生活習慣
人間は両眼で見ているので、片方の眼の視野が狭くなってももう一つの眼がカバーすることにより、頭の中では視野が狭くなったと感じません。そのため、気づいたときには、手遅れになって失明してしまいます。

視神経は脳神経と同じで特殊な条件下でしか再生が起こりません。従って、視神経が障害を受けると視野は「視神経の再生治療」でしか回復しません。残念ながら今のところ、緑内障に対して「視神経の再生治療」は動物実験レベルです。

緑内障が早期発見できた場合には、進行を止める治療は確立しています。眼圧を下げることが第一です。もう一つは視神経乳頭血流の確保です。

緑内障と生活習慣
眼圧を下げる、視神経乳頭血流を下げるような生活習慣を取ることは、緑内障治療を受けている場合でも、進行を遅らせることにつながる可能性があります。

また、【1】眼圧が高い、【2】強い近視、【3】緑内障の家系、【4】心臓疾患などの緑内障のリスクが高い人は緑内障発症の予防につながります。

喫煙は意見が分かれています。様々な臨床試験をまとめたメタアナリシスの結果、リスクを上げると言われていましたが、2003年のメタアナリシスの結果では関係はないとされています。

ヨガのポーズの一つである3点倒立は、数分間で眼圧が倍になることから、緑内障が発症している場合には避けた方が良いと言われています。

適度な運動が、眼圧を下げるという報告があります。対象は20代の健康成人と40代の健康成人。高血圧の予防法と同様の運動が良いとされていますが、高血圧のように、心疾患のリスクが低下するかどうかを検討した試験はありません。

トランペット等の息を詰まらせるような楽器の演奏者は、視野狭窄の割合が高くなっているという報告もあります。

アルコールは、適度であれば、視神経乳頭血流を上げるので良いとされています。しかし、過度の飲酒歴がある人が飲酒を止めると、それだけで眼圧が下がるという報告もあります。

カフェインに関しては、眼圧を上げるという報告と下げるという報告があります。現在のところは毎日エスプレッソの大を飲まなければ問題がないという意見が多くなっています。

まとめ
緑内障による失明を避けるためには、年に1回は検査を受けることが大切です。

緑内障が判明した場合には、点眼薬を指示通りに使うこと。

生活習慣に関しては、3点倒立やトランペットを長時間吹くのが悪いということは分かっていますが、進行を遅らせるようなものはなさそうです。

サプリメントに対しても動物実験レベルでは効果があるとされているものもありますが、長期間使用して、実際に緑内障の進行を遅らせたとか、失明になる割合を減らした等のエビデンスがでているものはありません。

(画像はイメージです)


外部リンク

Taking Control: Lifestyle Choices and Glaucoma
http://www.reviewofophthalmology.com/content/d/
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