東日本大震災の影響が大
6月10日、眼鏡小売りチェーンを展開している株式会社メガネスーパーは、2011年4月期決算が15億5400万円の純損失となり、3億7700万円の債務超過になる見通しであることを明らかにした。
同社は債務圧縮策として、店舗の閉鎖やゴルフ事業の売却などを進めてきた。景気は先行きの不透明感があるため、消費者の購入意欲は未だ強くはなく厳しい状況が懸念される。
5億3000万円の特別損失
3月に発生した東日本大震災の影響により、東北や関東の店舗が休業や営業時間短縮などの制約を受けた。また、デフレ傾向、円高の進行、天候不順や競合企業との競争激化などにより、全国的に販売が低迷し収益が悪化した。
結果として、営業利益を2億円押し下げた模様。収益悪化に伴い、店舗や社屋の資産価格を見直したことで5億3000万円の特別損失も計上した。同社の有利子負債は約87億円、最終赤字は4期連続となった。
同社では「フレームオンリープライス」をベースに、品質・機能性を重視した新商品を投入することにより、低価格競争に捉われない商品戦略を行う。また、資本増強策を実施することにより今期中に債務超過の解消をめざす。

メガネスーパー ニュースリリース
http://ir.meganesuper.co.jp/ja/Top.html