DMEの治療薬として
ノバルティス ファーマは、欧州委員会(EC)より、糖尿病黄斑浮腫(DME)による視力障害のある患者さんの視力およびQOLを改善する初の治療薬として、「ルセンティス(R)」(一般名:ラニビズマブ)の新たな適応症承認を取得した。
DMEとは、先進国の多くで生産年齢人口の主な失明原因となっている病気である。
2つの臨床試験で「ルセンティス」を投与したところ、投与した患者のうち、約半数が10文字以上の視力改善が見られた。また、改善したことにより患者の自立や日常生活に必要な機能の回復が可能となった。
視力回復が可能に
現在、DMEの標準治療としてレーザー治療が行われているが、視力維持のみで視力回復は余り期待できない。「ルセンティス」は、即効的かつ持続的な視力改善効果が証明され、有意に改善する治療薬として、初の承認を受けた。

ノバルティス ファーマ
http://www.novartis.co.jp/