目薬の疑問No.1は「使用期限」
花粉症、目の充血、目が乾く、パソコンによる眼精疲労など、何かとお世話になることの多い目薬。普段何気なく使っていても、ふと気になる疑問はないだろうか? 目薬ユーザーに多く見られる疑問点を紹介する。
まず一番多いのが、「
目薬はいつまで使えるの?」という有効期限に関する疑問だ。
購入した目薬に明記されている使用期限は、開封していない場合のこと。一度開けてしまった目薬は、意外に寿命が短い。目安として
1ヶ月くらいだという。
一度開封した目薬の保管方法にも注意が必要だ。まずキャップを固く閉めておくこと。そして、できるだけ涼しい場所に保管する。特にテレビの上や暑い日の車内など、
暖かい場所や直射日光の当たる場所に置きっぱなしにするのはNGだ。
また、開封後1ヶ月たたなくても、濁りが生じるなど異常が現れた場合は、すぐに使用を中止する。
目薬をさすのが苦手! どうしたら上手く点眼できる?
次に多い疑問が、「
どうすれば上手く目薬をさせるのか」というもの。目を開けているのが恐い、つい目をつぶってしまうなど、テレビCMのタレントのように、うまく目薬を落とせない人は多い。
目薬をさすときは、顔を真上に向けた状態で、目薬を持っていないほうの手で下まぶたを軽く引っぱって、あかんべえをした状態で、引き下げた下まぶたに1滴さす。
げんこつ法と呼ばれる方法もおすすめだ。綺麗に洗った手でげんこつを作り、目薬を持つ手を固定する。げんこつを頬の上に置く。このときにげんこつを下に引き下げて下瞼を広げる。顔を上に向けて、点眼する。
点眼時にどうしても瞬きをしてまう人は、「あー」と声を出しながら点眼すると、まばたきをしにくいそうだ。子どもに点眼するときにも「あー」と言わせると、さしやすいという。
目に使っているのに、口の中が苦い!?
目薬の適量は、1度に1滴で十分だ。それ以上は目から溢れてしまうので無駄になってしまう。点眼した後は、目頭の少し下を軽く押さえて、1分ほど静かにしておくと効果的だ。
パチパチとまばたきをすると、せっかくの目薬が目の外に流れだしてしまうので、逆効果。目のふちなどにこぼれた液は、ティッシュでやさしく拭きとっておこう。
目薬をさしたら、
口の中に苦味がひろがる。そう感じる人も多いのではないかだろうか。これは目薬が、涙の通り道を伝って口へと流れ込むために起こる。涙は、目頭から鼻、口へと流れる。目薬が口へと流れてしまうと、せっかくの薬の効果も半減だ。このために点眼後は、まばたきをせずに
目を閉じて目頭を軽く押さえておくと、角膜から目の中に吸収される量が増えて薬の効果が高まる。

薬の正しい保管法|タケダ健康サイト
http://takeda-kenko.jp/kenkolife/kusuri/storing.html目薬の使い方について|一般の方へ|日本アルコン株式会社
http://www.alcon.co.jp/general/eye_drop/index.html#cont2目のしくみと目薬のゆくえ|参天製薬:ひとみすこやか.com
http://hitomi-sukoyaka.com/column/eyelotion/02.html