通信機能付きでコンパクトな、放射線測定モニター
堀場製作所は、スマートフォンで情報をチェックできる、環境放射線測定モニター「ラディ PA-1100」を2月20日より発売する。
このモニターは、10秒ごとの空間放射線量をスマートフォンに送信。専用のアプリケーションと連動させて測定値と位置情報、日時を自動記録する。スマートフォンでリアルタイムに放射線量をチェックできる測定器は、シンチレーション式では業界初となる。
測定範囲も0.001~19.99マイクロシーベルト/時と、既存製品PA-1000の測定範囲に比べ、2倍に拡大された。サイズは68×28×121mm、重さ175gのコンパクトタイプ。価格は15万5400円(税込)。
放射線量を素早く収集して、みんなで共有
土壌や溝など細かな箇所まで測定する多点測定による放射線モニタリングでは、軽量小型で高感度測定が可能なシンチレーション式放射線測定器が推奨されている。しかし、測定には作業者が測定値を読み取り、さらにその場所も記録する必要があり、手間がかかるのが欠点だった。
堀場製作所は作業を効率化するために、シンチレーション式では業界初の通信機能(Bluetooth)を加えた新製品を開発。Android搭載のスマートフォンやタブレットと連動させて、位置情報や日時の自動記録を実現した。放射線情報が面倒なく取得でき、第三者との情報共有も素早く行えるようになった。

通信機能付 環境放射線モニタ PA-1100 Radi/堀場製作所
http://www.horiba.com/jp/process-environmental