まだまだ不便なことが多いから
京都市立銅駝美術工芸高等学校・デザイン専攻の2年生17人が授業の一環として、目が不自由な視覚障がい者の方が生活するうえで使いやすく工夫した物品を考案し、試作品・レポートを2011年1月21日~23日まで開催中の、
大丸京都店「あい・らぶ・ふぇあ」にて、初日の21日に発表しました。
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tamakisono's photostream(画像はイメージ)
不自由さを実際に体験し、真剣に考える
3班に別れ、調理に関するものを担当した生徒達は昨年秋、視覚障害者総合福祉施設・京都ライトハウスを訪問。利用者から生の意見を聞きました。「調理の際に目盛りが見えないから調味料が計れない」との声には
音声認識機能付き電子レシピや分量センサー付き計量カップを考え、食事中に食べ物が外にこぼれないよう、縁に突起を付けたお皿も試作したそうです。
また別の班は、目隠しをしてJR京都駅の構内を歩いて目の不自由さを体験し、駅構内での案内・列車の発着時刻を知ることができる音声システムを考案。視覚障がい者の方たちが安心して歩ける環境作りを熱心に考えました。
「あい・らぶ・ふぇあ」は。期間中は点字の名刺作り・視覚障害者向けの卓球・アイマスク体験などができます。
京都市立銅駝美術工芸高等学校大丸京都店 催しのご案内