日本発のバイオベンチャー
2005年4月11日“失明撲滅”を志して設立された、九州大と福岡市のバイオベンチャー「アキュメンバイオファーマ」が、安全な眼科手術補助剤(染色剤)ILMブルー(主成分:BBG250)の製品化に成功し、欧州で販売を開始しました。
眼科手術をより安全性高く
網膜や網膜の一部である黄斑などの透明な組織を扱う眼科手術では染色剤が必要なのですが、既存の染色剤では網膜を萎縮させたり染色にムラが出ることがありました。
こういった染色剤の改善に挑んだのが九州大大学院・眼科学分野の石橋達朗教授らと「アキュメンバイオファーマ」です。今回製品化されたものは、高い安全性と染色性に優れた眼科手術補助剤であり、同社CEOの鍵本忠尚社長は2年後の国内販売を目指しており、国内で年間10万件実施される硝子体手術や、年間200万件にものぼる白内障手術での活躍が期待されます。

アキュメンバイオファーマ
http://www.aqumen.jp/ja/index.html